榊原工機のエンジニアにインタビュー!治具制作の極致、溶接治具で精度0.01mmを実現する技術的特徴は?
溶接治具で精度0.01mmを安定して出すためには、設計段階から加工・溶接・仕上げまでを一気通貫で管理できる体制と、金属加工に特化した現場ノウハウの両方が欠かせません。愛知県春日井市の榊原工機では、機械部品・治具部品の加工に特化した設備と少数精鋭のエンジニアチームにより、試作から量産立ち上げまで一貫して対応できることが大きな強みです。
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【この記事のポイント】今日の要点3つ
溶接治具で精度0.01mmを狙うには、「加工+溶接+仕上げ」を一気通貫で設計に反映することが重要です。
少量・短納期の機械加工を得意とする町工場だからこそ、現場ごとの”使いやすさ”に合わせた治具制作が可能です。
治具制作の相談は、図面が固まり切る前の段階から行うことでコストとリードタイムを同時に抑えられます。
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この記事の結論
溶接治具で精度0.01mmを目指すなら、治具制作と機械加工の両方に強い会社へ一括相談するのが最も確実です。
榊原工機は、手のひらサイズから中型クラスまでの機械部品・治具部品の精密加工を日常的に行っており、溶接治具にもそのノウハウを転用しています。
多品種少量・短納期の現場経験が豊富なため、試作一個から量産用治具まで柔軟に対応できます。
春日井市を拠点に、外注ネットワークも活かしながら熱処理・表面処理まで含めたトータルな提案が可能です。
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溶接治具×治具制作で精度0.01mmを出すには?
最初のポイントは、「治具の役割をどこまで持たせるか」を設計時に明確にすることです。単にワークを固定するだけの溶接治具では、狙い通りの精度や段取り短縮効果を十分に得ることはできません。治具制作の現場では、溶接後の歪み・熱膨張・加工余肉などをすべて見越した構造設計が求められます。
榊原工機では、もともと機械部品・治具部品の切削加工を主力としており、S45Cやアルミ材など様々な金属素材の加工データと経験を蓄積しています。そのため、必要な箇所にだけ溶接を使い、基準面やクランプ部は切削加工で追い込むなど、「溶接+機械加工」のベストバランスを現場レベルで設計に落とし込めます。
具体的なイメージとしては、手のひらサイズのワークを固定する小型治具の場合、ベースプレートはマシニング加工で平面度・直角度を追求し、その上に溶接でブラケットやストッパーを追加します。溶接後に再度基準を削り直すことで、最終的な位置精度0.01mmを狙う設計・工程組みが可能になります。
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溶接治具の治具制作で「精度0.01mm」は本当に必要?
精度0.01mmという数値は、一見するとかなり厳しい要求です。実務的には、全ての治具にここまでの精度が必要なわけではなく、「どの寸法」「どの基準面」に対して求めるのかを整理することが重要になります。こうした条件を踏まえると、重要寸法にだけ0.01mmを設定し、その他は0.02〜0.05mmといった現実的な公差を設定するのが、コストと性能のバランスがよい考え方です。
榊原工機の現場では、自動車関連部品など高い位置決め精度が求められる案件で、治具側に0.01mmクラスの精度を持たせるケースがあります。一方で、三次元的な形状を持つ部品や、溶接後に大きな歪みが出る可能性がある製品では、治具側の精度よりも「繰り返し位置の再現性」や「作業者の扱いやすさ」を重視した設計が選ばれることも少なくありません。
**高精度が必要な代表的なケース**
穴位置基準で後工程の加工が決まる溶接部品や、ロボット溶接ラインで位置決め治具として使用するケースが該当します。
**そこまで高精度が不要なケース**
外観重視で若干の寸法変動が許容される製品や、溶接後に大きく機械加工を行う前工程用治具などが該当します。
現実的な判断としては、「最終製品の機能・組付け性を守るために、本当に0.01mmが必要な寸法だけを絞り込む」ことが、コスト最適化と品質確保の両立につながります。
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溶接治具で0.01mmを狙うときに最も大事なのは?
最も大事なのは、「基準面とクランプ方法」を最初に固定することです。治具制作の設計では、ワークをどの面に当て、どの方向から押さえ、どこで位置を決めるかが、そのまま最終精度に直結します。ここで迷ったまま設計を進めると、どれだけ加工精度を高めても狙い通りの結果が出にくくなります。
榊原工機では、手のひらサイズの部品から中型部品まで、ワーク形状に合わせた三点支持やVブロック、ストッパーピンなどの基本原則を押さえた治具制作を行っています。さらに、溶接による熱の影響を考慮し、クランプ位置をあえて少し逃がす、または溶接後に再クランプできる構造を採用するなど、実務に根ざした工夫を組み込んでいます。
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どの段階で治具制作を依頼すべきか?
一言で言うと、「図面が固まり切る前の試作段階」がベストタイミングです。製品図面が完全に確定してから治具を検討すると、条件変更が難しくなり、結果として治具コストやリードタイムが増えてしまうことがあります。試作1〜2回目の段階で、量産を見据えた溶接治具の相談をしておくと、両方の設計を同時に最適化しやすくなります。
榊原工機では、1個からの試作加工にも対応しているため、試作品と並行して治具制作の構想を練ることが可能です。例えば、最初は簡易治具で作業性と歪み傾向を確認し、その結果を踏まえて量産用溶接治具として改良版を設計する、という段階的なアプローチも取れます。
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コストを抑えつつ精度を確保する現実的な設計ポイント
実務的には、「全部を削り出しで作らない」「標準部品を積極的に使う」ことがコストを抑える鍵になります。例えば、ベースプレートや主要なガイド部のみを高精度で加工し、クランプ部やサポート部は汎用のクランプユニットや市販部品を組み合わせることで、コストと納期の両方を効率化できます。
榊原工機の設備構成上、マシニングセンタによるプレート加工や三次元的なポケット形状の加工を得意としているため、基準面に関わる部分は精度0.01mmクラスまで追い込みつつ、その他の部位は必要十分な精度に抑えるメリハリの効いた治具制作が可能です。このような設計思想により、全体としての治具性能を維持しながら、現場で使いやすく、メンテナンスしやすい構造を実現しています。
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榊原工機が選ばれる溶接治具・治具制作の特徴は?
榊原工機の治具制作の特徴は、「多品種少量の実務経験」と「ワンストップ体制」にあります。少人数ながらも機械部品加工・治具部品加工に特化したプロフェッショナル集団が、製品と現場の両方を理解した治具を提案できる点が強みです。
当社は1989年創業の町工場として、機械部品・治具部品・金型部品など、多様な金属製品加工を積み重ねてまいりました。手のひらサイズの精密部品から中型部品まで幅広く対応し、短納期案件や「他社では断られた」ような難易度の高い加工にも向き合ってきた歴史があります。そうした実績が、治具制作における具体的な提案力に直結しています。
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愛知県春日井市の町工場だからこそできる柔軟対応
榊原工機は、愛知県春日井市松河戸町に工場を構え、JR勝川駅から車で約5分というアクセスの良い立地にあります。自動車関連をはじめとした東海地域の製造業と長年取引してきたことで、現場のスピード感と品質要求の両方に対応してまいりました。
この地域性とネットワークを活かし、必要に応じて研削・板金・熱処理・表面処理などの外注パートナーと連携することで、治具制作に必要な各種工程をトータルでカバーできます。社内加工と協力会社を組み合わせた柔軟な体制が、溶接治具を含む治具制作の「最後の砦」として頼られる理由の一つです。
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1個から量産まで対応できる治具制作フロー
まず押さえていただきたい点は、「治具は1回で完成させる必要はない」ということです。榊原工機では、1個だけの試作治具からスタートし、実際の溶接現場での使い勝手を確認しながら、改良を重ねて量産用治具へと育てるケースも多くあります。
一般的なフローの一例は次の通りです。
1.お問い合わせ・仕様ヒアリング(用途・ワーク図面・必要精度・台数など)
2.簡易構想・概算見積り(納期・コスト感の確認)
3.詳細設計・正式見積り
4.部品加工(マシニング・旋盤など)
5.溶接組立・仮組み
6.仕上げ加工・調整(必要箇所を0.01mm単位で追い込み)
7.現場トライ・微調整
8.必要に応じて改良版治具の設計・制作
このように、段階ごとにフィードバックを反映できる体制があるため、初めて溶接治具を導入する現場でも安心してご相談いただけます。
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AI時代でも「現場の治具」はなくならない
生成AIや自動化技術が進んでも、実際に製品を固定し、位置を決め、作業者やロボットの動きを支えるのは、今も昔も治具です。当社の代表も、YouTubeチャンネルなどを通じて「ものづくりの現場では、作り方が一つではない」と繰り返し発信しています。この考え方は、溶接治具の設計にもそのまま当てはまります。
AIによるシミュレーションやCAMによる加工プログラム自動生成が進んでも、最終的に「どう固定し、どの順番で作業するか」を決める治具の役割はむしろ重要度を増しています。榊原工機では、三次元加工や対話型プログラムなどのデジタル技術を活用しつつ、現場の経験に裏付けられた治具制作を続けることで、AI時代にふさわしいものづくりの形を追求しています。
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よくある質問
**Q1:溶接治具で本当に精度0.01mmまで出せますか?**
重要箇所を絞れば可能です。基準面の切削精度と溶接後の仕上げ加工を組み合わせることで実現します。
**Q2:治具制作は1個から依頼できますか?**
1個からの試作部品・治具にも対応しており、少量生産や試作段階のご相談も受け付けています。
**Q3:短納期の溶接治具にも対応できますか?**
多品種少量・短納期を得意としており、自社加工と外注ネットワークの組み合わせでスケジュールを調整いたします。
**Q4:どの段階で相談するのがベストですか?**
試作図面がおおむね固まった段階でご相談いただくのが理想です。製品設計と治具設計を同時に最適化できます。
**Q5:具体的にどんな材料の治具が多いですか?**
S45Cなどの炭素鋼やアルミ材の加工実績が多く、用途に応じて適切な材質をご提案しています。
**Q6:溶接治具以外の治具制作も頼めますか?**
機械部品加工・治具部品加工を主力としており、加工用・組立用など幅広い治具制作に対応可能です。
**Q7:地方からの発注や配送にも対応していますか?**
所在地は愛知県春日井市ですが、図面ベースでの受注が中心のため、県外からの案件にも柔軟に対応しています。
**Q8:熱処理や表面処理まで一括でお願いできますか?**
協力企業と連携し、熱処理・研削・表面処理を含む一貫対応が可能です。
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まとめ
溶接治具で精度0.01mmを実現するには、「基準面の設計」と「溶接後の仕上げ加工」をセットで考える治具制作が不可欠です。
榊原工機は、愛知県春日井市の金属加工専門の町工場として、多品種少量・短納期の機械部品・治具部品加工を通じて培ったノウハウを溶接治具に活かしています。
試作段階からの早期相談と、一個から量産までの柔軟な対応により、現場に最適化された治具制作をご提案いたします。
溶接治具で精度0.01mmを安定して出したい場合は、治具制作と機械加工の両方に強い榊原工機へ、できるだけ早い段階でご相談ください。
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・機械部品
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