第26回:榊原工機のバリ取り作業について

2025年9月5日
#社長ブログ

様々な道具たち

有限会社榊原工機|小物部品の少量~中量生産に特化|ガレージブランド・個人ブランド”の試作開発も

私たち榊原工機では、日々の製品づくりの中で欠かせない工程のひとつが 「バリ取り」 です。
切削加工を終えた部品のエッジや面には、どうしても細かなバリが残ります。これをしっかり処理することで、製品の仕上がり精度や見た目の美しさ、さらには使うお客様の安全性までも守ることができます。

主に使っている道具たち

昔ながらの ヤスリ もありますが、現在ではほとんど出番がなくなりました。手作業の時代を支えてきた道具ではありますが、効率や仕上がりの安定性を考えると、やはり電動工具に移り変わっています。
個人的には大好きな道具です。

その中で今一番活躍しているのが ペンシル型のリューター です。先端工具を付け替えることで細かい部分の仕上げができ、小物や複雑形状のバリ取りには欠かせません。

続いて使用頻度が高いのは ベビーサンダー(小型ディスクグラインダー)。取り回しが良く、現場での使いやすさが光ります。

一方で、大型の ディスクグラインダー は重量があり、長時間の作業では負担が大きいため、使用は減ってきています。特に大きな材料の加工ではまだ活躍する場面もありますが、軽減傾向にあります。

良い製品づくりのために

バリ取りは単なる仕上げ作業ではなく、製品の品質を左右する大切な工程です。
リューターやサンダーといった道具を駆使しながら、常に「より美しく、より安全に、より精度高く」を意識して取り組んでいます。

小さな道具の選び方や使い方ひとつで、仕上がりが大きく変わるのがモノづくりの面白さでもあります。これからも現場の工夫を重ねながら、良い製品をお届けしてまいります

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