第37回:エアタッパーのお話 〜ネジ切りの九割はこれ一台〜

2026年7月18日
#社長ブログ

エアタッパーのお話

有限会社榊原工機|小物部品の少量~中量生産に特化|ガレージブランド・個人ブランド”の試作開発も

今日はエアタッパーのお話をします。

エアタッパー、普通の町工場ではなかなか使っていないと思うんですよね。一般的には卓上ボール盤やタッピングボール盤でタップを立てているところが多いと思います。

うちで使っているのは、金沢市のNJIさんという会社が販売しているエアタッパーです。これが本当に優れもので、切り替えることによって垂直からも水平からもタップが切れるんですね。そしてグリップを握ると正回転、ボタンを押すと逆回転という操作になっています。

このエアタッパーの最大の特徴は、アーム式であることです。製品を下に固定しておいて、アームの方が動いてネジを切るんですね。

有限会社榊原工機|小物部品の少量~中量生産に特化|ガレージブランド・個人ブランド”の試作開発も

例えば、一枚の板にM5のタップ穴が十箇所あいているとします。普通のボール盤なら、主軸の位置は固定ですから、十箇所それぞれに対して下の製品の方を動かして位置を合わせながらネジを切っていくことになります。ところがアーム式なら、製品は固定したまま、上のアームが自由に動いて十箇所のネジを切っていける。この差は大きいです。製品を何度も動かさなくていいので、傷がついてはいけない製品でも、傷がつくリスクがすごく少ないんですね。

段取りの面でも優秀です。あらかじめM3からM10くらいまでのタップがセットしてあるので、それをカチッとはめるだけ。ボール盤のように一本一本コレットチャックで掴んで…というやり方ではなく、ワンタッチで交換できます。

現在では、ネジ切り作業の九割がこのエアタッパー、残りの一割がタッピングボール盤という割合になっています。それくらい重宝しています。

実はこれ、インスタに上げたりしたら、何件かの仲間の加工屋さんから「うちも使いたい」という声をいただいて、実際に購入された方もいらっしゃいます。念のためお伝えしておくと、うちはPR料や広告料は一切いただいていません。本当にいいものだと思うからこそ、自信を持って紹介させていただいています。

ということで、今日はNJIさんのエアタッパーのお話でした。