コレットチャック
今日はうちの工場で使っている「コレット」の話です。
コレットというのは、フライス加工でエンドミルなんかをつかむときに使うコレットホルダーのこと。このコレットは外径が32ミリになっているので、その32ミリに合わせてNC旋盤の爪を削っておけば、コレットを入れ替えるだけで、そのコレットに合わせた径のものが使えるんですよね。
何が便利かというと、小ロット加工のときです。たとえばS45Cの磨き材を20ミリ、25ミリ、28ミリ……といろんな径で加工する日でも、コレットチャックを揃えておけば、一日中この32ミリの爪を外さなくてもそのまま使えるんです。つまり、爪を外す時間が短縮できる。時短になるんですね。
「時間にして何分かかるの?」というところですけれど、3つの爪を外して、爪を掃除してまた付け直して──時間にしたら5分もあればできるでしょう、という考えもあると思います。でも榊原工機では、このコレットが大活躍しています。
一般的なのは6ミリ、8ミリ、10ミリ、12ミリ、16ミリ、20ミリ、25ミリあたり。それとは別に、よく使う……いや、よくは使わないんだけれど18ミリだったり、24ミリだったり、はたまた7ミリ、9ミリみたいな特殊なコレットも用意して、ワンタッチで脱着できるようにしています。
これはうちの仕事に便利というだけで、すべての加工にお勧めするわけではないですけどね。
同じようなやり方で、汎用旋盤でもこういうことをやったりしています。汎用旋盤の場合は、3ミリとか4ミリとかの細いものをつかむときに、爪が干渉してつかめない、なんていうことがないですよね。そういうところでもメリットがあるかなと思っています。
ということで今日は、「専門的すぎるかもしれないけど、うちはコレットを使っています」というお話でした。